BARBARA KRUGER
バーバラ・クルーガー/1996年制作「デカルトはいった。“われ思う、故にわれあり”と。
私はいう“われ買う、故にわれあり”と。」
クルーガーの作品は公共の場に設置されるものが多いが、ここではメアリー・ブーン・ギャラリーでの1987年と1994年の、ふたつの個展を紹介。後者においては、展示された巨大な写真郡ばかりでなく、会場に流れるサウンドトラックの呪文のようなメッセージによって来訪者を呪縛する特異な空間が創出された。彼女の作品について語るのは、美術評論家のピーター・シェルダールと、バーバラ・クルーガー論『愛を売ります』の著者ケイト・リンガー。
KIKI SMITH
キキ・スミス/1994年制作「例えば人間の排泄物が、
金魚の糞のように残ってしまったとしたら…」
1992年と93年、ニューヨークのフォーブッシュ・ギャラリーでおこなわれた2回の個展を取材し、ロワー・イースト・サイドのスタジオでキキ・スミスにインタヴュー。ほかにディーラーのジョー・フォーブッシュ、トマス・ジョーンズ、そしてアーティスツ・スペース(やはりオルタナティヴ・スペース)のディレクター、クローディア・グールドが彼女とその作品について語る。
WOMEN IN ART
WOMEN IN ART No.1セレブレーション!
それは何よりも、女性アーティストが自分たちへ向けた「賛歌」だ!
「アメリカ女性アーティストの賛歌」(1984,シドニー・ジャニス・ギャラリー)より。幅広いジャンルと形式で表現活動をつづける55名を一堂に集めたこの展覧会で、女性アーティストと男性アーティストとに違いはあるか、どう違うか。パッツィ・ノーヴェル、ハンナ・ウィルキー、ジュディ・リフカ、マヤ・リンらが、こうした問いに答える。
加えて、同時期に開かれた個展からマリソル、ナンシー・グレイヴスのそれぞれに円熟した仕事を紹介。
prev | next